2009年05月24日

「太宰治情死考」 坂口安吾

妻の津島美知子さん(昔、都留高等女学校で教師をされていた)のことを記述しているのか、太田静子さんのことを書いているのか、定かでは無いですが、面白い記述なので備忘録しておきます。おそらく、奥様をおもんばかって書いたものと思われますが、小説家ならではの表現だと思います。

『とるに足る女なら、太宰は、その女を書くために、尚、生きる筈であり、小説が書けなくなったとは云わなかった筈である。』

青空文庫「太宰治情死考」 坂口安吾
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/43137_30135.html


坂口安吾が「とるに足る女」で無い・・・と言っているのは、山崎さんのことと思われます。

太宰の肉体は、かなり衰弱していたようなので、差し引いて考えなければならないが、前日に電車に乗って、ひとりで出かけているくらいなので、座ったり寝たりしながら小説を書くことは、まだまだ可能だったと私は思っている。

ところで、奥様の名前をYahooやGoogleで画像検索しても、ほとんど見つかりません。長篠康一郎さんの著作である「太宰治文学アルバム」には女学校時代からの写真がたくさん掲載されています。笑ってらっしゃる写真が無かったように思います。奥さんをモデルにした作品はたくさんあります。当時、女学校の先生は恐ろしく厳しいというのが相場ですので、−夫婦間ではそれほどでも無いのかも知れませんが−娘さんには厳しく接していたのでは無いでしょうか。


ラベル:坂口 安吾
posted by ピアノ at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 太宰治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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